コンピュータ将棋レビュー

安ソフト実力ランキング/レビュー


●1位 バリュー将棋2(マグノリア/OpenPrice-約\800)

ベースはKCC。安い上に指し手も速くて強い。但しレベル選択がなく、序盤が目茶苦茶。駒が錦旗と菱湖が選べて見た目が綺麗。北朝鮮が気にならなければオススメ。

●2位 ファミリー将棋(メディアカイト,Super1500シリーズ/\1500)

ベースはSilver将棋(KCCの前身)。レベルが選べて、最強だとバリュー将棋2とほぼ同等の棋力かと思われるが、ちょっと考慮する。といっても1手10秒位でストレスを感じる程ではない。これも序盤は目茶苦茶。

●3位 将棋II(SME,ShockPrice500シリーズ/\500)

値段の割に強い。その上Mac対応のハイブリッドなのがウリ。ベースは不明。ただ、起動時にCD挿入が必要なのが玉に傷。

●4位 将棋2(アンバランス/\1480)

ベースはSHOTEST。20秒の秒読み設定でこの位置。最強モードは広告によればバリュー将棋2より強いらしいが、いかんせんかなり考えるのでストレスが溜まりそう。

●5位 将棋(マグノリア,ChallengePrice498シリーズ/\498)

ベースはKCC。指すのがめちゃくちゃ速い。1手1秒。バリュー将棋と差別化を図る為にわざと考えないようにしてあるのかも。フリーソフトの最強ランク水準はここらへん。

●6位 AI将棋 Ver1.5R(メディアカイトUltra2000シリーズ/\2000)

1994年製の思考部なのだがこの位置なのは流石老舗というところか。序盤がある程度しっかりしているので、初心者にはお薦め。最近の機種では当然というか最強レベルでも一瞬で指してくる。

●7位 将棋倶楽部(hector/\1980)

現在売ってはいるが1997年のソフトなので情状酌量の余地ありか。最強モードは序中盤はいいのだが終盤やけに考慮する。詰め問題も50題入っている。

●8位 The将棋(サクセス,Standard1500シリーズ/\1500)

最強レベルの思考エンジン搭載、などと銘打ってるが、正直弱い。その上特徴もない。

●9位 将棋(ダイソー,ザ・ゲームシリーズ2/\100)

ベースは丸電将棋。MSD Japanの「乾〜対局将棋!!」(\980)とほぼ同等と思われる。とにもかくにも100円ってのに価値がある、と思う。読み上げも付いてるし、「おねがいします!」「負けちゃったぁ。悔しいなぁ」等、女の子の声も入る。

●10位 将棋道場(ツクダシナジー&SPS,ゲームファン1980シリーズ/\1980)

開発SPS、ウリは学習機能付き、ってあたりでベースは棋太平か。しかし元が強烈に弱いので学習させる気も起きなかったりする。

●漏れてる安ソフト

最強銀星将棋(メディアカイト,ULTRA2000/ \2,000)
柿木将棋2(SUCCESS,Standard1500/ \1,500)


は、過去高額品の廉価版ってことで外してます(AIはRで焼き直しなので例外ってことで)。
ただ、これらは機能は豊富な製品版のままでしょうから、実はお買い得なのかも。