Kafka

とある夜、渋谷のチェコ料理カフェ『アノ』にて—。「しまおまほさんと、チェコ総合雑誌『CUKR(ツックル)』梶原初映編集長を囲む、カフカを生んだ国、チェコについての座談会」が行われた。参加者は、この会の主催者・編集部M岡氏、「カフカつながりで参加させてください!」と乱入した、映画『カフカ 田舎医者』広報担当・田澤女史。記録係はわたくし、 ライター大塚幸代でお送りします。宜しくお願いいたしまス!

—そんな訳で! えー、さっそく、しまおさんが道に迷って遅れて、自転車でさまよっていらっしゃるそうですが……先にビール飲んじゃってて、いいんすか?
■編集部M氏 いいですよ、だってチェコはビールを水代わりに飲むような国なんでしょう?
■ツックル梶原 そうですね、水ですね。
■M氏 どのくらいの値段なんですか?
■梶原 安いです、小ジョッキで100円しないです。ほんとに普通に飲みます、例えば昼間、仕事の打ち合わせをしている時でも、飲みますね。
—私も今年、初めて渡チェコして、本当に驚きましたもん。ずーっと生ビール。しかも、色も味も濃いビールを、エンドレスで飲んでしまいまして。旅行中、ずーっと飲み会でした。
■M氏 チェコというと、「かわいい雑貨」とか「アートが盛ん」というイメージありますけど…。あとサッカーと。
—いや、まずビールでは?
■梶原 世界一、ビールを消費してますね。日本では、ドイツやベルギーのビールのほうが、有名ですけど。
■M氏 ビール……と、何?
■梶原 うーん、ビールと…色々ありますけども。
—ビールと、ビールと、ビールと(笑)。
■梶原 ビールと、ビールと、ビールと(笑)。
—それで、今回しまおさんをお迎えにするにあたって、心配してたんですよ。しまおさんといえば、「最強にかわいい」というイメージが…元オリーブ少女の私の中では、あるんですけど。チェコって、雑貨やかわいいものも多いですが、アルコールやエロやグロも充実してるので。というか、「かわいい」の国じゃ、ないですよね?
■梶原 まあ、そうですねえ…。
■M氏 んー、大丈夫だと思いますよ。しまおさんとは古いお付き合いなんですが、中身は意外とオッサンですから。
—オッサン!? 
■しまお どうも、遅れましてごめんなさいー!
—うわ、はじめまして!(おおおお、可愛い…) 
■梶原 はじめまして~。
—すいません、先に飲んでます…。
■しまお いえいえ、大丈夫です、私も飲みますから。どれがいいかなー…。
■梶原 チェコはビールが有名なので、ビールいかがですか?
■しまお そうします、でも迷っちゃいますね(「アノ」には多種のチェコの輸入瓶ビールがある)
■M氏 そうだ、しまおさん、新しい名刺を渡してなかったので渡します。
■しまお (名刺をじっと見て)あれ、これって「楊貴妃」のそばじゃないですか?
■M氏 そうそう、そのへんです。って、なんで「楊貴妃」なんか知ってるんですか!?

—「楊貴妃」って、名前からして、ひょっとして……風俗店か何か? 
■しまお 高級ソープですね。
—(……ほんとだ、オッサン・インサイドだ……)
(つづく)

世田谷
パブリックシアター
山村浩二監督
「カフカ田舎医者」
公式ブログ